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皮膚と脳の発汗温度感知装置

近年、夏の暑い盛りにはどこへ行っても冷房が利いており、うだる様な暑さの都会のオフィス街を歩いていても、屋内へ入ればすっと汗が引いていきます。でも、そこから外へ出れば照り返しのきつさで瞬く間に汗が噴き出してきますが、車や電車に乗るとまた汗はすっと引いていく、こうした繰り返しを続ける現代人は少なくありません。このようなシチュエーションで出てくる汗は、皮膚にある温度感知装置が素早く感応し、脳中枢のサーモスタットがフル稼働で作業指示を出した悪い汗の見本のようなものです。

エアコンがこれほど市民生活に浸透する以前には、オフィス街も今ほど熱くはなりませんでしたし、気温がこれほど急激に変化する環境は日常生活にはありませんでした。しかし、今を生きる私達の身体は、夏は冷房、冬は暖房と気温が急激に変化する心地よい環境に慣れてしまっています。その結果、脳にある温度感知装置はあまり働かず、皮膚にある温度感知装置ばかりが素早い反応を繰り返すようになってしまったのです。

そのため、本来は両方の感応装置がバランス良く働くことで、脳中枢にあるサーモスタットが機能していたものが、片方ばかりが俊敏に反応することでサーモスタットの本来の機能も鈍くなってきているのです。風邪を引きやすくなったり夏ばてしやすいのも、サーモスタット機能が低下していることが関係していますから、なんとかしてこの悪循環を断ち切らなければなりません。

良い発汗で素肌美人

汗には良い汗と悪い汗があります。良い汗は、小粒で乾きやすくサラサラして水に近いのですが、悪い汗は、身体に大事な成分も一緒に出てしまうから、ベトベトするしなかなか蒸発することができないのです。さあ、衰えた汗腺を鍛え、身体の芯から良い汗をかいて 素肌美人になりましょう。

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