汗腺の活動と悪い汗
エクリン腺が全身に分布していて数が多いのには、ちゃんとした理由があるのです。それは必要最小限の汗で体温を効率よく下げるために、多くの部位でごく小さな粒の汗をかくことで空気に触れる表面積を増やし、蒸発しやすくしているからなのです。また、エクリン腺はその全てが活発に活動しているのではなく、約半分が「能動汗腺」として実際に機能しているのですが、汗腺の機能が衰えている人は「能動汗腺」は半分よりも少なくなってしまっていて、本来の機能を果たすことができません。
発汗時には、その少なくなった能動汗腺で汗をかかなければなりませんから、どうしても部分的にボトボトと大粒の汗をかいてしまうのです。その上、機能の衰えている汗腺が大量の汗を処理しなければいけないのですから、それぞれの汗腺に大きな負担が掛かり、再吸収機能などとても追いついていきません。
その結果、ベトベトして嫌な匂いのある悪い汗をかいてしまうのです。そうして出た汗は、粒も大きくて蒸発しにくいことから体温を下げる働きも鈍く、流れ出る量も多くて身体に大切な成分も一緒に沢山流れ出てしまい、身体にとって無駄なことばかりが起こってしまうのです。