デトックスの本当の意味
近頃では、デトックスという言葉は日常的に聞かれるほどに、私たちの生活の中に浸透して来ています。デトックスには、「解毒」や「毒だし」と言う言葉が一般的に当てはめられて使われていますが、ではその「毒」とはいったい何をさすのでしょうか。
身体の毒素と呼ばれるものには、消化の過程で生じたアンモニアや硫化水素、スカトール、アミンなどの老廃物や、体の中でエネルギーを作るための代謝が行われた後に老廃物として生じたものや分解された細胞から生じた乳酸や尿素などの「体内毒素」、それらとは別に食物や空気中から身体に入って来る有害金属のカドミウムやダイオキシン、水銀、鉛、砒素、アルミニウムなどの「体外毒素」の2種類があります。
これらの身体に悪影響を与え、時には癌などの要因ともなる人間の身体にとってとても有害な物質を「毒」と呼んで、それらの有害物質を体外に排出・排泄することを、「解毒」や「毒だし」の意味合いをもってデトックスと呼ぶことが多いようです。
つまり、デトックスは「解毒」や「毒だし」という意味で使われるのが一般的ですが、もう一歩踏み込んで考えてみると、そうした意味合いに加えて「毒素」といわれるものを体内に入れないこと、体内に入ってしまった「毒素」を身体に吸収させないこと、身体で有害な「毒素」となる老廃物を作らないこと、といった3つの意味合いをその考えに取り入れたものが、本来の意味でのデトックスではないかと思います。